包丁はお好きですか?
包丁が好きって言うとちょっと危ない感じが滲み出てきますが、
特に男性だったら、刃物に対する畏敬の念だったり、憧れだったりがあったりしませんか?
僕は料理人ということもありますが、包丁が大好きです。
包丁に助けられて、海外で人生を歩んでこれました。
ちょっと大袈裟ですか?
大袈裟かもしれませんね。
でも大好きなんです。
特に月山義高刃物店様の包丁が大好きです。
僕と月山義高刃物店様(以下月山さん)との出会いはアメブロでした。
当時、店主がアメブロをやっていて、(今でも籍だけはあるのかな?)そこで知り合いました。もう10年くらい前になりますね。
当時は包丁のことが知りたくて、知りたくて、貪るように月山さんのブログを読み、コメント欄などで質問させていただいたりしていました。
当時は月山さんは、オンライン販売は無かったので、メールのやりとりで、どうにか海外販売ができないかとやり取りをしていました。
(今はこちらから注文可能です。回し者じゃないですよ、1円ももらっていませんから)
Paypalを使って支払いが可能になったので、そこから月山さんに沢山注文させて頂きました。
自分や奥さんの包丁だけではなく、会社の子たちの包丁も沢山オーダーしました。
奥さんの月山包丁凄いですよ!! お写真は下
あの有名な魚山人さんの手前板前男前ブログでも紹介していただいた包丁です。!!!
銘も付けて頂いて、
桜花流水 といいます。
柄は上下白水牛、螺鈿細工漆塗り
白二鋼 尺 柳刃
です。
こんなにも美しい包丁が作れるなんてすごくないですか?
しかも切れ味が素晴らしいらしいです・・・(笑)
ゴメンなさい、お写真をみて分かる通り、奥さんは左利きなので、僕は扱えないんです。
試し斬りさえしたことがありません。(怖いんだもん、左刃)
こんなにも美しい包丁見たことありますか?(2度目)
でしょ?無いでしょ?
それですんごく奥さんに怒られたんです。何故かって?
こんなにも美しい柄になんで本焼きを付けれくれなかったんだって!
ゴメンなさい、だって左刄で本焼きって・・・・何十万円コースじゃんORZ
当時の財政では無理でした、ゴメンなさい。というか、今現在でも無理ですけれど。
僕の包丁はこちら
最初の剥きものも自分のです。40歳の誕生日プレゼントでした。
上の二つは共に青二鋼、柳は8寸、出刃は6寸でした。
でしたっていうのは、度重なる、折れ、欠けの為、ひと周り以上小さくなっているからです。キッサキが折れた時にはもう、無理くり先を作りに行くもんで、結構不細工な格好がしばらく続きます。
そうして使って、日々研いで行くうちに、カッコイイ形に戻ってきて、そしてまた先が折れて・・・・の繰り返しです。
今、実寸はいくらだろう?
こちらはV10本焼き切りつけ型柳反り有りです。
こちらの包丁は月山さんの本に掲載されました!!
思い出の深い包丁です。
この包丁の柄は僕のでかい手に合わせて尺2用の太い柄を付けています。
とにかくもう、研ぎやすいです。
形が良いんですね。もう6、7年使っていますが、未だに研ぎやすいです。
こんなに年月が経ったあとでも研ぎやすいっていうのは、日頃の俺様のメンテナンスもさることながら、元々の整形段階での研ぎ込みが優れているからです(専門用語で本刃付けっていうんですが、詳しくはまた次回で)
本当に人に恵まれたなと思います。
月山さんとの出会いでは確実に人生が変わりました。
”良い包丁をもてば、その包丁が君を良い方向に導いてくれる”そんな感じの言葉がありますが、本当に言い得て妙です。
その通りでした。包丁で人に出会えました。
仕事にも恵まれました。
感謝しかありません。
皆さんも月山刃物を手にしてみませんか?
オススメです。