書評日本料理はなぜ世界でいちばんなのか 私が「吉兆」で学んだ板道場

こんにちは、こんばんは

まだ新年の挨拶が済んでいない読者様、あけましておめでとうございます。

さて、今日は最近買って印象が強かった本を紹介します。

結論を先に書きます。

なぜ、この本が面白いのか?

  1. 日本料理の奥深さの理由を知ることができる
  2. 作者は1日1食である
  3. 作者はアルコールを飲まない
  4. 作者はコーヒーを飲まない
  5. 作者はカレーを食べない
  6. 作者は利益をあげる事が大事と明言している。
  7. 日本料理と和食の違いを知ることができる
  8. 板場と調理師の違いを知ることができる


この本は凄いですね。

良い意味、悪い意味、両方含めて昭和です。

昭和世代と一部の精神主義者、理想主義者、超一流の料理人になりたいと心から思っている人にしかウケないでしょうね。

また、作者様もその手の人間だけに向けて書いているように思われます。

僕は三流調理師ですが、この本は本当に面白かったです。

心からこの料理人様を尊敬できます。

まず、この作者の凄いところは21世紀の現代調理場、飲食業界に携わる人間なのにも関わらず、板前はアルコールを取ることを良しとしないと明言しているところです。

アルコールで、味覚低化になることが書かれていますし、ご自身はアルコールを飲まない、飲んだ事もないとも書かれています。

これは大変な勇気がいる事です。

並大抵の覚悟がなければ書けないです。

何故かというと、少なからず料理屋はアルコール業界からの支援を受けています。

作者は10店舗からなる料理屋グループの総帥です。

アルコールの悪い部分は書けない、書きにくいはずです。

飲酒運転などの一部を除いて、悪く言うのはタブーです。

しかもアルコールで味覚低下なんて、絶対に口に出してはならないし、活字にするなんてもっての他です。

ニュージーランドなら速攻、闇に葬られるでしょう。

一生、メディアには出れないと思います。

メディアはアルコール業界の息も金も存分に浴びていますからね。

いくら味見のための禁酒だとはいえ、味覚能力が落ちるという描写は強過ぎます。

お酒をメインにお食事をされる方も多いし、お酒大好きで、自称グルメも腐るほどいるでしょうしね。

そういった方々が、作者を攻撃しないか心配です。

もちろん料理の提供側の立場と、お客様の立場とでは違いがあります。

お客様はお金を払っています。そして、お酒もサービスもお食事も込みで一つのレストランとしての評価とするでしょうから。

その他にも作者はコーヒーを飲まない、就業中にカレーなどは食べない。1日1食など徹底されています。

これほどまでに、味覚能力を維持するのにストイックだと大変でしょうね。

いや、やっぱりこれほどの人は自分の目的、目標が高過ぎて、苦におもわないのかなあ?

尊敬の一言しかありません。

僕も1日1食、アルコール禁止、コーラの類禁止、など結構頑張っている方だと思いますが・・・・

コーヒーはデカフェを飲みますが、止めるまでは至っていません・・・

すみません、意思が弱いです。

甘いものやカレーも大好きです・・・すみませんカレーは絶対に止められません(泣)

板前と精進と精神論

僕は昭和生まれなので、ある一定の、あるいは一定以上の精神論が大好きです。

分かっています。

僕らの精神論は古臭くて、時代にあっていないものであるということも・・・

でもね、この手の精神論・・・大好きです。

嫌いになれないです。

自己成長のためにたくさんの自己研鑽、自己犠牲・・・嫌いになれないです。

以下、あるサイトでのこの本のレビュー抜粋を載せます。

昭和の感性が受け入れられない人はこんな感じに受け取るだろうと思います。

購入は避けた方が良いと思います。

以下一部抜粋、アマゾン様のレビューより

6~7割は著者の来歴と偏狭な価値観が占めているのですが、これはもう旧陸軍のような精神論の羅列で読む価値がありません。時間の無駄です。

結構辛辣に書かれていますが、これもまた真実だと思います。

その思想が片方に極端に振れていれば、アンチもまた大きくその鉈を振るって攻撃してくるでしょうね。

これは避けられないのでしょう、仕方ありませんね。一つの意見です。尊重されなければなりません。

この本は、たとえ読者様が料理人でなくても、楽しめる本になっています。

異業種でも楽しめます。

ぜひ手に取って読んでみてください。

それではまた、おやすみなさい

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA